リカーブからコンパウンドに転向したい!でもどうする?①
どうもksです。
タイトルの通りリカーブボウからコンパウンドボウに転向するときに役に立つ(?)ことを書きます。
にわかCPアーチャーなので間違えてることやおかしな文脈があるかもしれません。
「ここ違うだろ!」と思ったらご指摘お願い致します。m(_ _)m
リカーブからコンパウンドに転向したい!でもどうする?
アーチェリー競技やっててコンパウンドに密かに興味を抱いている人、結構いると思います。(思いたいです)
「大学の部活引退したし、前から興味あったコンパウンド始めてみようかな~」(22歳 学生)
「リカーブの点数出ねぇ...一か八かでコンパウンドに転向してみたい...」(19歳 学生)
「リカーブ引くのしんど、、、コンパウンドは滑車?の力で楽に引けるらしいし良いかもな、、、」(20歳 学生)
と、まぁこんな感じで
「でも何が何だか分からん!」という人も結構いると思います。
ここに書いてあることはショップに行けば教えてくれる知識ですが「ショップが近くにない!」となるとどうしようもないので、これを読むことで少しでも取っ掛かりができれば嬉しいです。
とりあえず揃えたほうがいい弓具類について書きます。
弓具編
まず弓具が揃わないと何も始まりません。
しかしリカーブをやってた人は「リカーブで使ってた道具を流用できるアド」があります!
個人的にコンパウンドに転向するときに揃えたほうがいいと思う弓具です
- 弓本体
- サイト(リカーブから流用できる可能性あり)
- スコープ
- スタビライザー類(リカーブから流用できる可能性あり)
- レスト
- ピープ
- スタンド(リカーブから流用できる可能性あり)
- 矢(リカーブから流用できる可能性あり)
- リリーサー
弓本体
弓といってもリカーブとは大きく異なります。
上下リムの先端に「カム( 滑車)」が付いていてそれらを繋ぐようにストリング類が張られています。
リカーブではリムによって矢速や引き心地が変わりますが、コンパウンドは主にカムによってそれらの要素が決まります。
そしてコンパウンドはリカーブのようにハンドルやリムをバラすことは基本的にありません。
ショップで弓を注文したらハンドルにリムが装着され、弦が張られた状態で箱に入って届きます。
そのため「ハンドルはA社、リムはB社が良いなぁ」という選択はできません。
※そもそもコンパウンドボウはボウプレスという機械がないと弦を外せません...。
※※そしてボウプレスはストリンガーのようにお手頃な値段ではないのです...。
ドローレングス
さらにリカーブとは違う点が他にもあり、コンパウンドにはあらかじめ設定された引き止まり(ドローレングス)があります。
リカーブは弦が外れない限り無限に弓を引けますが、コンパウンドはその特性上ドローイングできる長さの限界が設定されています。
ドローレングスは「カム」やカムに取り付けられている「モジュール」と呼ばれるパーツによって決まります。
ここで注意しなければならないのは「使いたい弓は自分の引き尺に合うドローレングスの設定ができるかどうか」です。
※同じメーカーの同じ名前の弓でも複数のカムが用意されていて対応ドローレングスが異なる時があります。
2種類のカムが用意されている Hoyt の Invicta 37 を例にして考えてみます。
下から2段目の DRAW LENGTHSを見てください。
例えば引き尺が28インチの人は Invicta 37 のSVX(27.5-28.5")、DCX(26.5-28")カムのどちらも対応しています。
しかし引き尺が24インチの人はDCXカムが24.5インチからしか対応してないためSVX(23.5-25.5")カムしか選びようがありません。
一般的にコンパウンドに転向したばかりの人は自分がどれぐらいのドローレングスなのか分からない上に、練習をしていくことで射型が洗練されドローレングスが変わることがあります。
なので個人的には対応しているドローレングスが広い弓、カムがおすすめです。
引き尺が変わった場合は対応するドローレングスのカムやモジュールを買えば問題ありません。(ストリング類一式の交換が必要な場合があります)
ですがカム、モジュールは「ちょっと試してみよう♪」で買える値段ではないです。少なくとも数千円、カム一式だとウン万円することもしばしば...
お金と時間を無駄にしたくない経済的なアーチャーはカタログをよく見たほうがいいですね♪
メーカーによって設計思想(カムやモジュールに対して対応ドローレングスが1パターンしかない場合もあります)が異なるため注意したほうがいいポイントです。
ここまで読んで「じゃあドローレングスはどう決めるんだ?」と思った人もいるかもしれません。
基本的にドローレングスを測る基準は無いと思います。(無慈悲)
「アームスパンを測ってある値で割ると大まかに分かる」といった話は聞いたことがありますが、弓の購入を検討しているときはこれは目安程度に考えたほうがいいです。
個人的にはコンパウンドはリカーブのように押し手の肩を入れてドローイングするのはおすすめしません。(引き始めの負荷に耐えられない)
そうすると少し”溜め”を作った状態で射つことになるのでリカーブのときよりは短くなります。が、それをどれくらいにすれば快適にシューティングできるかはアーチャーそれぞれ異なります。
一番のおすすめはショップに行って測ってもらうことです。
アクセル間(軸間)
もう一点、弓を選ぶ上で知っておくべきポイントがあります。
それはアクセル間(軸間)です。
コンパウンドは上下にカムが付いていています。
そしてカムとリムを繋ぐ軸を「アクセル(軸)」、その上下の間隔を「アクセル間(軸間)」と呼びます。
なぜアクセルの間隔が重要なのか?
それはアクセル間が長いほど弓が安定するからです。
カムの種類にもよりますが「軸間が短い弓は安定性に欠けるが矢速が速く、長い弓は安定性があるが矢速が出ない」と言われています。
(そうでない弓もあります)
ターゲット(フィールド)向けに販売されている弓はアクセル間が35~40インチがメインです。
アウトドアターゲットやフィールドでは主に37インチ前後が、インドアでは40インチの弓が好まれる印象があります。
コンパウンドに転向後どんな使い方を考えているかによって決めていったほうがいいでしょう。
アクセル間は弓の名前で分かる場合とカタログを確認しないと分からない場合があります。
・名前の後に2桁の数字が並んでいるときは大抵それがその弓のアクセル間です。
(例:Hoyt Invicta 37、Mathews TRX 38、Elite ECHELON 37...)
・そうでない場合はカタログで確認します。
(例:PSE Perform-X)
「AXLE-TO-AXLE: 40" 」と表記されているのでこの弓はアクセル間が40インチだと分かります。
余談ですが弓の名前の後に1桁の数字がある場合はブレースハイトを表している場合があります。
(例:Mathews TRX 7 →ブレースハイト7インチ)
ドローウェイト
リカーブではリムでドローウェイト(ポンド)が決まります。コンパウンドでもこれは変わりません。
しかしその表記方法が異なります。
リカーブでは(リムの長さー表示ポンド)のようになっていますが、コンパウンドではリムの長さは装着される弓に依存します。そのため調節することで実現されるポンド数のみが書かれています。
大抵は(50-60・対応ドローレングス)や(60・対応ドローレングス)のように表記されています。
上の写真の場合「リムボルトを限界まで締めこむと最大で60ポンドがでるよー」となります。
まぁ、長くなって面倒になってきたので今回はここまでにします。
続きです↓